シンガポール生活番外編ガイド

シンガポールでBTTに合格した実体験|模擬テスト45点から本番47点まで

日本の運転免許をシンガポールの免許へ切り替えるために、CDCでBasic Theory Testを受けた記録。本番前の模擬テストはぎりぎりの45点でした。そこから本番までに何を変えたか、実際にかかった費用、合格後の切り替え手続きまで。

OCEAN LIFE SG 運営者(BTT合格・免許切替済み)
シンガポール在住 ・ 最終更新 2026年8月

このサイトは、シンガポールの海の楽しみ方を扱うメディアです。この記事だけは番外編で、車の運転免許 の話をします。

理由は単純で、シンガポールに住み始めて「日本の運転免許を、こちらの免許に切り替えたい」と考えたとき、日本語で読める情報が古いものばかりだったからです。実際に受けてみると、費用も手続きも、僕が事前に読んでいた内容とは違っていました。

この記事は、2026年7月に Basic Theory Test(BTT) を受験し、8月に免許の切り替え手続きまで終えた、僕自身の記録です。

料金について

掲載の料金・提供内容はすべて執筆・確認時点の目安です。人数・曜日・祝日・シーズンのほか、事業者側のプラン改定などで変更される場合があります。ご利用前に、必ず各事業者の公式サイト・公式情報で最新の内容をご確認ください。

料金・掲載情報の確認日:2026年8月(以降に変わっている可能性があります)

結論:本番前の模擬テストは45点、本番は47点でした

先に結果を書きます。

日付 点数
Internal Evaluation(本番前の模擬テスト) 2026年7月4日 45点
Basic Theory Test(本番) 2026年7月10日 47点

Internal Evaluationとは、実際のBTTを想定してCDCで受ける模擬テストです。 本番そのものではなく、本試験を予約する前に理解度を確かめるための仮テスト、と考えると分かりやすいです。

僕が受けたときの合格ラインは 50問中45問正解 でした。つまり内部評価の45点は「合格」ではありますが、1問でも多く間違えていたら落ちていた点数 です。

僕が受験したときの合格ラインは45/50でした。試験の条件は変わる可能性があるため、これから受ける方は予約時の案内も確認してください。

内部評価のあと、本番までに残された時間は6日でした。目標を 47点 に設定して、そこだけを狙って準備しました。結果は狙ったとおりの47点です。

満点ではありません。ただ、「ぎりぎり通った状態」から「余裕をもって通る状態」へ、6日で2点分だけ動かした という話には、これから受ける人の役に立つ部分があると思っています。

BTTとは何か/免許切り替えとの関係

Basic Theory Test(BTT) は、交通ルール・標識・信号・安全運転の知識を問う学科試験です。シンガポールで運転免許を取る人が最初に受ける試験であり、外国の免許をシンガポールの免許へ切り替える人も、これに合格する必要があります。

僕も日本の運転免許を持っていましたが、シンガポールの免許へ切り替えるにはBTTへの合格が必要でした。日本の免許があるからといって、この学科試験が免除されるわけではありません。

一方で、実技試験は課されませんでした。 切り替えで求められたのは、BTTの合格と、書類の提出です。

シンガポールの居住ビザを取得したからといって、すぐに免許を切り替えなければならないわけではありません。Traffic Policeによると、シンガポールでの居住が12か月未満の外国人は、有効な外国免許と国際運転免許証(IDP)を持っていれば運転できます。 IDPが用意できない場合は、外国免許の正式な英訳が必要です。

一方、居住が12か月を超える場合は、シンガポールの運転免許への切り替えが必要 です。永住者やWork Permit/S Pass保持者などには別の条件や例外があるため、申し込み前に自分の在留資格に当てはまる最新条件をTraffic Policeで確認してください。

CDCで申し込んだ流れ

僕が申し込んだのは ComfortDelGro Driving Centre(CDC・Ubi) の、外国免許切り替え向けのBasic Theory Courseです。

僕が選んだコースには、次の内容が含まれていました。

  • Basic Theory Enrolment Fee(受講登録)
  • 15時間のe-Learning(無料
  • e-Trial(練習テスト)4回(無料。本番を想定した50問を、パソコンやスマートフォンからオンラインで解けます)
  • Theory Lessons(オンライン・無料
  • Internal Evaluation(教室で受ける本番前の模擬テスト)
  • Basic Theory Test(教室での本番試験)
  • Administrative Fee(試験ごとの管理手数料)

この一式が 6か月のメンバーシップ として提供されます。6か月で終わらなければ延長料金がかかります。

流れとしては、申し込んで支払いを済ませると、e-Learningとe-Trialが使えるようになります。e-Trialを4回まで無料で受けられる のがこのコースの中心で、ここで自分の弱点が見えます。追加でe-Trialを予約する場合は別料金です(僕は1回追加しました)。

そして、本番のBTTを予約する前に、教室で Internal Evaluation を受けます。これは 実際のBTTと同じ形式を想定した模擬テスト で、本番前に現在の理解度を確かめるための仮テストです。

本番前の模擬テスト(Internal Evaluation)で45点だった

2026年7月4日、CDCの教室でInternal Evaluationを受けました。結果は 45点 です。

合格ラインちょうどでした。

正直に言うと、45点という結果を見ても、「受かった」という手応えはありませんでした。 自分が 迷って選んだ問題がかなりあった と分かっていたからです。たまたま正解した問題を引き算すると、実力はもっと下だという感覚がありました。

内部評価の価値は、点数そのものより 「本番前に、落ちる可能性を数字で突きつけてくれること」 にあります。ここで45点なら、本番で45点を割る日は普通にあり得ます。

本番までに実際にやった勉強方法

内部評価から本番まで6日でした。この6日でやったことは、新しい教材を増やすことではありません。間違えた問題だけを、繰り返し解き直したこと です。

まず、CDCのe-Trialで 50問を途中で区切らず、本番と同じつもりで最後まで解きました。 そのあと、間違えた問題だけでなく、正解していても答えに迷った問題を拾い出しました。

僕はそれらを自分用の復習ページにまとめ、スマートフォンでも解き直せるようにしました。復習するときは問題文を丸暗記するのではなく、標識の意味や交通ルールを 自分の言葉で説明できるか を確認しました。

実際に繰り返した流れは、次のとおりです。

  1. e-Trialを50問通して解く。 途中で答えを調べず、まず現在の点数を出す
  2. 間違えた問題と、迷って正解した問題を1か所に集める。 正解でも根拠が曖昧なら復習対象にする
  3. 弱い問題だけを繰り返す。 一度正解しても終わりにせず、時間を置いてもう一度解く
  4. 「なぜその答えなのか」を言葉にする。 選択肢の消去法だけで当てた問題は、ルールを確認し直す
  5. 英語表現でつまずいた問題を分ける。 交通ルールの知識不足と、設問の読み違いを別々に直す
  6. 最後にもう一度、50問を本番形式で通して解く。 苦手な問題だけでなく、全体のペースと集中力も確認する

5つ目が、日本語話者には特に効きました。知識が足りないのではなく、英語の設問の読み違い で落としている問題が混ざっていたからです。ここは交通ルールを覚え直すより、頻出する英語表現に読み慣れることで減らせました。

無料のe-Trialを4回使い、その後に1回だけ有料で追加しました。回数を増やすこと自体が目的ではなく、解くたびに弱点を減らしてから次の50問へ進むこと を意識しました。

実際の試験問題、CDCの教材PDF、e-Trialの画面や問題文は掲載しません。権利のある教材や試験問題をそのまま公開するのではなく、この記事では 自分が行った勉強方法だけ を紹介しています。

なお、総勉強時間は記録していないので書けません。 「何時間やれば受かる」という数字は、僕の体験からは出せません。

本試験の当日と47点

2026年7月10日、CDCの教室で本番のBTTを受験しました。結果は 47点 です。

内部評価から2点上がりました。狙っていた点数がそのまま出た形です。

参考までに、2025年6月〜2026年5月のCDCにおけるBTTの初回受験合格率は 86% です(受験17,324人・合格14,948人)。多くの人が一度で通る試験ではありますが、裏を返せば 14%は落ちている ということでもあります。

2026年5月のBTTの待ち時間は、CDCで 0.8か月 でした。落ちるとこの分だけ後ろにずれます。切り替え全体のスケジュールを考えるなら、ここは軽視できません。

実際に出た問題は、この記事には載せません。 ここでは、僕がどう準備して合格まで進んだかに絞ります。

CDCで実際に引き落とされた金額:S$118.05

CDCのサイトは、先にCDCアカウントへ入金(チャージ)し、そこから本番テストや追加のe-Trialなどを予約するたびに料金が引き落とされる仕組みでした。アカウントに入金した額と、実際に使った額は別物です。

必要額をぴったり入金できない場面もあり、僕のアカウントには最終的にS$12.37の端数が残りました。CDCでは登録料などの支払いは返金不可と案内されており、僕の場合、この残高を現金として返金してもらうことはできませんでした。 そのため、ここでは「入金」「引き落とし」「残高」の3つに分けて整理します。

① CDCのアカウントに入金した額:S$130.42

入金 金額
初回の入金 S$110.42
追加の入金 S$10.00
追加の入金 S$10.00
入金の合計 S$130.42

S$110.42はコース料金そのものではなく、CDCのアカウントへの入金です。 ここから各項目が引き落とされていきます。

② 実際に引き落とされた明細:S$118.05

項目 金額 何のための費用か
受講登録(Basic Theory Enrolment Fee) S$92.65 コースへの登録
Internal Evaluation S$7.63 教室で受ける本番前の模擬テスト 1回
Basic Theory Test S$7.20 本番の受験料
Administrative Fee S$2.94 試験1回あたりの管理手数料
追加のe-Trial S$7.63 無料4回とは別に、自分で追加した1回
引き落としの合計 S$118.05

上の表の 最初の4項目を足すと、ちょうど S$110.42 になります。これは「Basic Theory Enrolment Fee + Internal Evaluation + Basic Theory Test + Administrative Fee」の一式の金額です。

つまり、初回に入金したS$110.42は、コースの一式ぶんの金額でした。 追加のS$20は、無料枠を超えて予約したe-Trial(S$7.63)のために足したものです。

BTTの受験料 S$7.20 は、2026年3月13日から適用された金額です。2027年3月13日からはS$8.00へ上がる予定 なので、受験時期によって金額が変わります。

③ 残っている残高:S$12.37

2026年8月14日時点の残高は S$12.37 です。入金した額から、使った額を引いた残りで、これは費用ではありません。

費用を見るときの注意

  • 僕のコースには、e-Learning・Theory Lessons・e-Trial 4回が無料で含まれていました。僕が払ったS$7.63は、無料枠とは別に追加したe-Trial 1回ぶんです
  • 視力検査(S$1.96)は Work Permit / S Pass保持者向け の項目で、EPの僕の明細にはありませんでした。在留資格によって必要な項目が変わります
  • 日本大使館で取得した運転免許の抜粋証明(英訳)と、Traffic Policeでの申請料は、CDCの明細には含まれません。 僕は抜粋証明をオンラインで申請し、2,100円をオンライン決済 しました。案内上、窓口で現金払いを選ぶ場合は S$18 です。どちらか一方を選ぶため、両方を支払うわけではありません
  • このS$118.05はCDC内で使った金額です。免許切り替え全体では、別に日本大使館の抜粋証明2,100円と、Traffic Policeの申請料S$50がかかりました
  • この記事の金額は 2026年7月〜8月に僕が実際に支払った記録 です。料金は変わる可能性があるため、申し込み画面に出る金額も確認してください

合格後:Traffic Policeでの切り替え

BTTに合格したら、次はTraffic Policeでの切り替え手続きです。

僕はまず FormSGで事前審査(pre-assessment) を申請しました。審査を通過すると予約用のリンクが届き、Traffic Police Headquarters(10 Ubi Avenue 3, Singapore 408865) の日時を選べます。

僕の場合、BTT合格が7月10日、予約が取れた最短の日が8月11日 でした。約1か月先です。ここは想定しておいたほうがいいです。

当日、僕が持って行って提出したものは次の4点です。

  1. 予約確定メールを印刷したもの
  2. 日本の運転免許証
  3. EPカード
  4. 日本大使館に申請して受け取った、運転免許の英語の証明(抜粋証明)

4番は、日本大使館へオンラインで申請して取得しました。僕の場合は、7月10日にオンラインで書類を提出し、7月13日に申請が通ったというメールを受信。そのメールから受取日時を予約し、7月15日に日本大使館へ行って受け取りました。 手数料はオンラインで2,100円を支払っています。

外国免許が英語でない場合は、関連する大使館・High Commission、またはシンガポールの登録翻訳会社による英訳を用意できます。僕は日本大使館の運転免許抜粋証明を提出し、そのまま受理されました。

当日の流れはこうでした。

  • 予約は 15:30の枠。指定の時刻に着いて番号を取る
  • 実際に呼ばれたのは 16:50約80分待ちました
  • 書類を提出して登録が完了
  • 申請料 S$50をPayWaveで支払い、控えの紙を受け取る
  • 免許カードは 約2週間後に郵送。受け取り先は オフィスか自宅かを選べました
  • カードが届くまでの間も運転は可能 で、控えの紙を持ち歩くように案内されました
  • Singpassへの反映は約5営業日 との説明でした

このS$50はCDCの費用とは別にかかる、免許切り替えの申請料です。

待ち時間の80分は、あくまで僕が行った日の話です。時間帯や混雑によって変わります。ただ、予約の時刻ちょうどに呼ばれる前提で予定を組むと、確実に押します。 後ろに予定を入れないほうがいいです。

これから受ける人へ

僕がもう一度やるなら、こうします。

  1. 本番前の模擬テスト(Internal Evaluation)の点数を、そのまま実力だと思わない。 45点は合格ラインですが、本番で同じ点が出る保証はありません。むしろ「あと何点足りないか」を測るための道具として使う
  2. 間違えた問題だけを集めて、繰り返す。 6日でやったのはこれだけです。新しい教材を足すより効きました
  3. 英語の設問の読み違いを、知識不足と混同しない。 分けて数えると、対策が変わります
  4. e-Trialの無料枠(4回)を使い切ってから、追加が必要か判断する。 追加は有料です
  5. BTT合格の直後に、切り替えの事前審査と予約を進める。 僕は予約が取れた最短が約1か月先でした。ここが全体のボトルネックになります
  6. 切り替え当日は、後ろに予定を入れない。 80分待ちました

よくある質問

日本の運転免許を持っていれば、試験は免除されますか?

免除されません。僕も日本の運転免許を持っていましたが、シンガポールの免許へ切り替えるにはBasic Theory Test(BTT)への合格が必要でした。僕の場合、実技試験はありませんでした。

英語で受験する必要がありますか?

僕は英語で受けました。英語で受験する場合、道路標識や交通ルールの表現に慣れているかどうかが点数を左右します。日本語話者でも、出てくる用語の範囲は限られているので、繰り返し解けば対応できます。

BTTに落ちたら、どうなりますか?

再受験になります。受験料と管理手数料がもう一度かかり、次の空き枠まで待つことになります。参考までに、2026年5月のComfortDelGro Driving Centreの待ち時間は0.8か月でした。落ちると、その分だけ切り替え全体が後ろにずれます。

合格から免許カードが届くまで、どのくらいかかりますか?

僕の場合は、BTT合格が2026年7月10日、Traffic Policeでの切り替え手続きが8月11日、カードはその約2週間後に郵送と案内されました。手続きの予約が取れる日程しだいなので、余裕をもって計画してください。

船の免許(PPCDL)と関係ありますか?

まったくの別制度です。BTTは車の運転免許、PPCDLはシンガポール港内で船を操縦するための免許で、所管も試験も別です。どちらかを持っていても、もう一方が免除されることはありません。

参考にした公式情報

制度・料金・手続きは変わります。この記事は2026年7月〜8月の個人の記録なので、手続きの前には必ず以下の公式情報で最新の内容をご確認ください。

船のPPCDLとは、まったく別の制度です

最後に、このサイトの読者向けに書いておきます。

車のBTTと、船のPPCDL(Powered Pleasure Craft Driving Licence)は、まったく別の制度です。 所管も、試験も、費用も、取得までの期間も違います。BTTに受かっても船は操縦できませんし、PPCDLを持っていても車のBTTは免除されません。

僕は両方を取りましたが、難易度も性質もまるで違いました。 BTTは学科だけで、6日間の集中で2点を積み増せる試験です。PPCDLは学科に加えて実技があり、僕は学科2回・実技3回かかりました。そちらの記録は シンガポールでPPCDLを取った話 にまとめています。費用の内訳も、落ちた原因も、全部書きました。

海の話に戻りたい方は、シンガポールで楽しめる海アクティビティ完全ガイド からどうぞ。

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